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ファーガソン氏、C・ロナウドは「最も才能ある選手」

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マドリー移籍についても語る

 マンチェスター・ユナイテッド前監督のアレックス・ファーガソン氏は、24日に発売される自伝の中で、レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドについて語っている。同氏にとっては、監督として指導してきた中で最も才能ある選手だと感じられたようだ。

 C・ロナウドは2003年に18歳でユナイテッドに加入。ユナイテッドでの活躍によって世界屈指の選手に上り詰め、6年後に当時の世界最高額である8000万ポンドの移籍金でマドリーへと移籍することになった。同選手について、ファーガソン氏は次のように述べている。

「クリスティアーノ・ロナウドは、私が指揮した中で最も才能に恵まれた選手だった。ユナイテッドで指導した他の偉大な選手たちのすべてを超えていた」

「彼の近くに位置づけられる選手がいるとすれば、ポール・スコールズやライアン・ギグスなど、このクラブで育ったごく一部の選手たちだけだ。彼らは20年間にわたってマンチェスター・ユナイテッドに大きな貢献をしてきたからだ」

 C・ロナウドのマドリーへの移籍については、ファーガソン氏は次のように書いている。

「レアル・マドリーは彼のために8000万ポンドを支払ったが、なぜだか分かるか? それがフロレンティーノ・ペレス会長のやり方だからだ。『我々はレアル・マドリーだ、我々は最大のクラブだ』と世界に向けて宣言するためだ」

 移籍が実現する前年に、ペレス会長の前任者であるラモン・カルデロン元会長がC・ロナウドの獲得を望んだが、ファーガソン氏はその際には取引に応じなかった。

「ラモン・カルデロンは(移籍の)前年に、クリスティアーノはいつかレアル・マドリーの選手になると主張していた。本人もマドリーへ行きたいという強い思いを表明していたが、私は彼にこう伝えた。『カルデロンがこの件に乗り出してきたやり方を考えれば、今年行かせることはできない。今あの男に売るくらいなら、君を撃ち殺した方がましだ』と」

「『活躍すれば、誰かが世界最高額を提示してくる。そのときには行かせることができる』とも伝えた。彼を落ち着かせることができたのは良かったと思う。売ることを拒否する理由はカルデロンにあると話をした」
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