女性に敬意を払いつつも…

　パリ・サンジェルマンのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、男女のサッカーを比較することはできないと話している。同選手は、女性への敬意を強調しながらも、男子サッカーがより認知されるのは当然との見解を示した。

　スウェーデンサッカー連盟は先月、歴代最多キャップを記録したMFアンデルス・スヴェンソンにボルボの新車を贈って偉業をたたえている。だが、同じくスウェーデン代表の女子選手であるテレーゼ・シェグランが、それ以上のキャップ数を記録しているのにもかかわらず、スヴェンソンのような表彰がなかったことで、スウェーデンサッカー連盟に対する非難の声が上がった。

　しかし、イブラヒモビッチは母国『Expressen』のインタビューで、次のように話している。複数の欧州メディアが伝えた。

「女性たちがやってきたことには最大限の敬意を払っているし、彼女たちはとても素晴らしいことをしてきた。その上で、男子と女子のサッカーを比べることはできないよ。面白くもない」

「僕は欧州で(リオネル・)メッシや(クリスティアーノ・)ロナウドと比較される。スウェーデンに戻ると、女子選手と比べられるんだ。女性たちには最大の敬意を払うけど、彼女たちが(経済的に)もたらすことに関して報われるべきだ」

　母国メディアから自身と女子選手のどちらが優れているかを問われたときのことを例に出し、イブラヒモビッチはこう続けている。

「冗談だよね?　僕はあらゆる記録を打ち破ってきた。得点記録、代表での得点記録とね。その僕を誰と比較すべきだろう?　それらの記録を持っている人たちなのか、それとも女性たちなのか?」