コンフェデ杯の雪辱に意欲

　バルセロナに所属するスペイン代表MFシャビ・エルナンデスは、今年6月に行われるワールドカップ(W杯)で、ブラジル代表に雪辱を果たす意欲を燃やしている。

　スペインはEURO2008、2010年W杯、EURO2012で優勝を達成。現在主要大会3連覇中だが、昨年6月にブラジルで行われたコンフェデレーションズカップでは、決勝でブラジルに敗れて準優勝に終わっている。

　シャビは『Fifa.com』のインタビューで、次のように話した。

「僕たちは良い状態でW杯出場を決めることができた。タフなグループだった。フランスがいたからね。パリに行って勝利することは大変だったけど、それを達成することができた」

「コンフェデ杯の決勝でブラジルに負けてしまったのは残念だったね。彼らは僕たちを上回っていた。僕たちは準決勝のイタリア戦で延長戦を戦い、フィジカルを消耗していた。それが影響した」

　シャビは、決勝のブラジル戦を振り返り、相手が上回っていたと強調している。

「ブラジルは開始1分に先制したことで、ホームで試合をするプレッシャーから解放された。僕たちのやりたいことは裏目に出て、ブラジルはすべてうまくいった。そういう試合だったね。でも、正直にあの試合ではブラジルがスペインを上回っていた」

「それでも、W杯に向けてはあの試合もポジティブな経験だったと思う。再びブラジルと対戦することになれば、気候の条件なども分かっているしね。彼らもホスト国としてのプレッシャーを乗り越える術を心得たんじゃないかな」

　シャビはブラジルの強さを認める一方で、再戦を熱望している。

「ブラジルとの再戦?　もちろんだよ!　これはW杯だ。僕たちも彼らも難しいグループに入っている。サッカーには、リベンジのチャンスがある。それがW杯の舞台で、上位での戦いであればあるほど良いね」