ユナイテッドは移行中

　元イングランド代表のデイビッド・ベッカム氏が、古巣マンチェスター・ユナイテッドの現状について話した。同氏は、デイビッド・モイーズ監督の手腕を信頼している。

　アレックス・ファーガソン前監督の退任に伴いユナイテッドを指揮するモイーズ監督は、1年目で難しいシーズンを過ごしている。現在は7位と低迷しており、パフォーマンスもいまいちという状況だ。

　ベッカム氏は『ESPN』で次のように話した。

「首位にいないときは、いつもタフなシーズンと言われる。私たち、マンチェスター・ユナイテッドのファン、そして元マンチェスター・ユナイテッドの選手は、リーグ戦に勝つことに慣れている。トップにいることに慣れているから、そうじゃないときに外部の人は危機だと思うんだ」

「私は危機だとは思わない。移行の時期だと感じている。2試合に勝てば、4、5位という状況だ。シンプルだよ。デイビッド・モイーズは偉大な監督だと思う。でも、時間はかかるんだ。彼がやってきたのは、世界最大級のクラブであるマンチェスター・ユナイテッドだ。人々はタフなシーズンと言うね。私はファンがモイーズを信頼すると思う」

　それと同時に、ベッカム氏はライバルの強さを感じている。

「マンチェスター・ユナイテッドのファンとして、シティとシティの素晴らしいサッカーを見た。彼らはとても強い。ジョゼ(・モウリーニョ)とチェルシーも、ほかのクラブにないものがある。彼はトロフィーの取り方を知っている。偉大な監督というだけでなく、強いパーソナリティーの持ち主だ」

「アーセン・ベンゲルのアーセナルも強いチームだ。素晴らしい監督と素晴らしい選手がいる。リヴァプールも充実のシーズンだね。(シティのマヌエル・)ペジェグリーニも素晴らしい監督だと思う」

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