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セードルフ:「最終的に重要なのは結果」

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本田に関しては「落ち着いていた」

 ミランは14日に行われたセリエA第24節ボローニャ戦に1-0の勝利を収めた。クラレンス・セードルフ監督は、内容面で決して良い試合ではなかったことを認めながらも、勝ち点3を獲得した結果が重要だと強調している。

 終盤までゴールを奪うことができなかったミランだが、86分にFWマリオ・バロテッリが豪快に蹴り込んだ右足弾が決勝点となった。セードルフ監督は試合後の会見で次のように述べている。

「チームとして、精神面や団結の面で良くなっていることが見て取れる。ボローニャのようなチームに対して良いプレーをするのは難しいが、最終的に重要なのは結果だ。マリオ・バロテッリの一撃のようなプレーで決まることもある」

 66分に交代を告げられたMF本田圭佑は、ベンチにあいさつをせず直接ロッカールームに戻った様子で、不満を感じていたのではないかとも見られた。だがセードルフ監督は、何も問題はないとしている。

「本田はベンチに戻ってきて、私と握手をした。彼は勝利を喜んでいたし、非常に落ち着いていたよ」

 決勝点を記録したバロテッリに関しては、プレーに集中することができるよう、メディアに対して報道姿勢の改善を求めた。

「バロテッリは落ち着いてプレーするべきだ。イタリアの才能でもあり、彼を守らなければならない。最高の選手の一人になるのは時間の問題でしかないが、そうなるためには落ち着いてプレーできることが必要だ」

「彼は色々な良いことをしている。審判やチームメートや相手選手たちに対してのピッチ上での振る舞いもそうだ。だがメディアはネガティブな面ばかりを見ている」

 コンディションに不安を抱えながらも先発に起用したMFカカは、80分で交代。19日に行われるチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグのアトレティコ・マドリー戦をにらんでの交代だと説明している。

「カカは全力を尽くしていたが、水曜日に向けて無理をさせることはできなかった。状態を見ていたが、彼の方から交代を要求することはなかっただろう。だから私の方から下げた。何も深刻なものではないことを願いたい」

 今後の選手起用に関しては、先発メンバーに大きく手を加えないことを示唆しながらも、交代で出場した選手たちのプレーにも賛辞を送った。

「チームがアイデンティティーを持つためには、先発の11人に継続性が必要だと思う。その上で、私は常に何が起こるかを見ようとしている。3人の交代選手は非常に良くやってくれた」

「全員が参加していると感じられるということだ。これは非常に重要な基礎となる部分だ。チームは成長しつつある。個々の力は間違いなく向上していくし、それからチームとしての力も上がっていく」


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