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「マーキュリアル スーパーフライ」とともにブラジルW杯に臨むC・ロナウド「このブーツでプレーすることを楽しみにしている」

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 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが25日、マドリッド市内でナイキのニューブーツ「マーキュリアル スーパーフライ」(6月12日発売)発表記者会見に出席した。新たな相棒となる「マーキュリアル スーパーフライ」について、今夏ブラジルで行われるW杯への思いなどを語った。

―23日には欧州チャンピオンリーグ準決勝第1戦バイエルン戦が行われました。
「これまで負傷していましたが、予定よりもリカバリーが早かったので、バイエルンと特別な試合をすることができました。私はフットボールが最高に好きだし、ピッチに立つことが重要だと思っています。今回はホームでの試合だったのでプラスの要素があったと思いますが、レアルがバイエルンに勝つというのは、ポルトガルがスウェーデンに勝ってW杯出場を決めたときと同じような喜びを感じます」

―29日には再び、昨季王者バイエルンとの対決があります。
「もちろんアウェーになると危険で難しいゲームになると分かっていますが、チームにも僕にも武器があります。だから29日に行われる第2戦では、できるだけスコアをしたいですね。ポルトガルのリスボンで行われる決勝戦は特別な意味があり、リスボンでファイナルを戦えるのは夢です。たくさんのポルトガル国民の前でプレーできるし、素晴らしいスタジアムでプレーできますからね。ただ、まだ決勝のことを考えるのは早いので、まずは29日の試合を全力で戦いたい」

―「マーキュリアル スーパーフライ」を初めて見たときの印象は?
「びっくりしましたし、驚きを感じました。こんなブーツは見たことがなかったし、今までとは違うスタイル、形でとても驚きました。まだこのブーツでプレーしたことはありませんが、これを履いてプレーをすることを楽しみにしています。その機会がきたら良いプレーを見せたいですね」

―新しいブーツを履いたときの第一印象は?
「履いた時には快適性を感じられましたし、いい感触でした。すごく速く動けるんじゃないかと感じましたし、このブーツを履いてもっとスピードを出したプレーを見せられればと思っています」

―ブーツ作りの過程でも貢献されたと思います。
「私は12歳の頃からナイキのブーツを履いています。その間ナイキはずっと私の意見に耳を傾けてくれたし、他のプレーヤーの意見も聞きながら制作を続けてくれました。それは、このブーツにとっても同じです。私たちの意見が反映された最高のブーツだと思っています」

―ブラジルW杯まで2カ月を切りました。
「大きな挑戦は好きです。プレッシャーが大きすぎるのはよくないけど、ある程度のプレッシャーの中でプレーするのはいい事です。プレッシャーがないとやる気も出ないし、この仕事ではプレッシャーがつきものなので、何か大きなことを成し遂げたいという思いは必要だと思っています。ポルトガル代表ではキャプテンを務めることになるので自分の最善を尽くせるように、チームのためになれるようにプレーしたいですね」

―キャプテンマークをつけて国歌を聞くことになります。
「代表に選ばれてから最初の試合も最近の試合も同じ気持ちで、国の代表として戦えることを楽しみながら、最高のプレーをしたいと思っています。国歌を歌うのは特別な瞬間だと思うし、この夏もそれを楽しみにしています。ポルトガルは決して優勝候補ではありませんが、それはそれでプレッシャーが軽減するので、できるだけ楽しみながら頑張りたい」

―本大会でも活躍が求められていると思います。
「プレッシャーを自分にかけるつもりはありません。W杯の前にあるリーガ・エスパニョーラとCLもとても大事な大会です。どの大会が一番かは選べませんが、代表にとって一番大事な大会はW杯になります。ドイツ、アメリカ、ガーナと難しいグループに入りましたが、それでもポルトガルがどこまで行けるかの可能性を示せるように全力を尽くします」

(取材・文 折戸岳彦)

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