ジェコやジェラードの方がふさわしい?

　チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、リバプールFWルイス・スアレスがイングランドサッカー選手協会とフットボールライター協会の年間最優秀選手に選出されたことに納得いかないようだ。

　今季のプレミアリーグで31ゴールを記録し、優勝を争っているリバプールの復活に貢献しているL・スアレス。だが、モウリーニョ監督はL・スアレスが受賞にふさわしくないと話している。

　L・スアレスがかつてチェルシーDFブラニスラフ・イバノビッチに噛みついたことが理由ではないようだ。モウリーニョ監督は次のように話している。イギリス『スカイ・スポーツ』が同監督のコメントを伝えた。

「L・スアレスは非常に良い選手だ。クオリティーのない選手に投票しているのではない。今季の彼は噛んではいない。それは前のシーズンだ。違うシーズンだね。私は、人が犯し得る一つのミスについて話しているのではないよ。サッカーのピッチで犯した一つのミスで生涯罰せられるべきではない」

　その上で、モウリーニョ監督は次のように続けている。

「(だが)私が選ぶ年間最優秀選手は、どんなコンディションでもチャンピオンから選ばれる。王者がマンチェスター・シティなら、シティの選手だ。誰かを選ぶなら、(エディン・)ジェコだね。彼はただのゴールゲッターではない。アシストし、プレーする。振る舞いもそうだし、彼はフェアだ。ダイブをしない。相手へのカードを出させようとはしない」

「開幕時の彼は3番手のストライカーだった。そして、シーズンの大事な時期にチームが必要としたときに、彼は違いをつくったと思う。確か今の彼は16ゴールだったよね。3番手のストライカーが16ゴールというのは、スペクタクルだろう」

　また、モウリーニョ監督はリバプールの選手であれば、MFスティーブン・ジェラードがたたえられるべきだと考えているようだ。『ESPN』が伝えている。

「リバプールがチャンピオンなら、ジェラードだね。チームにとって彼が重要になるポジションで、とても良いシーズンを過ごした。今の彼は以前ほどゴールを決めていないが、それは以前ほどペナルティーエリア内までいかないからだ。彼はより中盤にとどまるようになっている。そして、PKキッカーとしてとんでもなく冷静だ」

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