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降格に責任を感じる長谷部、去就は明言せず

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「何が正解かはこれからの自分次第」

 ニュルンベルクMF長谷部誠は、10日のブンデスリーガ最終節シャルケ戦で負傷からの復帰を果たし、先発フル出場した。だが、チームは1-4とアウェーで敗れ、2部降格が決定。長谷部は責任を感じると話し、去就については明言しなかった。

 今週、指揮官に出場可能であることを伝えた長谷部は、「リスクを冒すか冒さないかというところ。今が勝負どころかと思って」復帰を果たした。「ひざの方は問題なくやれた」とのことだが、「フィットネスはまだ」。チームに負傷者が出たこともあって、フル出場することになり、「最後は走れなかった」とも話している。

 日本代表にとって、長谷部の復帰はワールドカップ(W杯)に向けて明るい話題だ。だが、本人は「4か月ぶりくらいに出たわけで、選ばれるかどうかは監督次第」。代表への準備をしていくことはもちろん考えているとしつつ、「(12日の招集)発表を聞いてからじゃないですか」と語った。

 今季加入したニュルンベルクが降格したとあって、長谷部は責任を感じている。

「助っ人という形で来たわけで、チームも移籍金を払って獲得してくれたわけで、その中で前半戦は一度も勝てず、後半戦はケガで今日の試合しか出られなかった。そういう意味では、個人的には非常に責任を感じています」

 2部降格で去就が注目されるが、「今は分からない」という。「いろいろな思いを決めるには、個人的にも時間が必要」だそうだ。その「思い」とは何か問われると、こう答えている。

「結果を出せなかった責任も感じますし、自分の契約はニュルンベルクでは1部だけの契約なので、チームからのオファーもないのかもしれないし、移籍金がかからないという部分では、いろんな可能性もあると思うし。これからじゃないですか」

 日本では長谷部がW杯に間に合うかが注目されたが、本人は「今このチームでできることをやらないと。それは自分のため」。W杯はもちろん重要としつつ、こう続けている。

「このチームで戦うことも大事だから、それを疎かにしたら、人間として自分が納得しないという部分がある。この期間、いろいろ葛藤はありましたけど、こういう結果になって責任も感じているし、何が正解か、何が失敗かは今決めることじゃなく、これからの自分次第だと思っています」


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