今季最終戦は子供のみ1万人の入場

　イタリアサッカー連盟の連盟裁判所はナポリからの異議申し立てを部分的に受け入れ、同クラブに対する無観客試合の処分を2試合から1試合に軽減することを決定した。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。

　処分の理由となる問題が発生したのは今月3日にローマで行われたコッパ・イタリア決勝のフィオレンティーナ戦。スタジアム外でサポーターの暴力事件が発生したほか、スタジアム内でもサポーターが様々な問題を起こした結果として、ナポリには2試合の無観客試合と6万ユーロの罰金処分が科されていた。

　これを不服として異議申し立てを行っていたナポリに対し、裁判所は処分内容を見直し、1試合の無観客試合処分および11万ユーロの罰金処分としている。

　処分は18日に行われる今季セリエA最終節のエラス・ベローナ戦で適用される。処分の軽減により、来シーズンのホーム初戦では通常通り観客を入れて試合を開催できることになる。

　無観客試合となるベローナ戦だが、特別な許可により小中学生の子供たち1万人を観客として入場させることが認められたとのことだ。