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ベンゲル:「PK戦になってもエジルは蹴らなかった」

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FAカップ決勝の采配を振り返る

 アーセナルアーセン・ベンゲル監督は、ハル・シティを下して優勝を飾った17日のFAカップ決勝の延長戦での采配を振り返っている。

 開始直後の連続ゴールで2点をリードされたアーセナルだが、すぐにMFサンティ・カソルラが1点を返し、後半にはDFローラン・コシールニーのゴールで同点。延長後半に入ったところでMFアーロン・ラムジーが決勝ゴールを奪い、9年ぶりのタイトル獲得となるFAカップ優勝を成し遂げた。

 ベンゲル監督は延長後半開始時にカソルラとMFメスト・エジルをベンチに下げ、MFトマシュ・ロシツキとMFジャック・ウィルシャーを投入している。PK戦に突入していた可能性を考えると、カソルラを下げるのは難しい決断だったとしながらも、エジルはいずれにしてもPKを蹴ることはなかったとベンゲル監督は話している。イギリス『テレグラフ』などが指揮官のコメントを伝えた。

「特にカソルラだ。エジルに関しては、PKのリストに入れるつもりはなかったと言わねばならない。だがカソルラは重要なPKキッカーであり、だからこそ躊躇したよ。ピッチ上にあまり(PKの)スペシャリストはいなかったので、何とかPK戦にならないようにした」

「自分のしている決断に不安もあった。すでにピッチ上には2人のストライカーがいたが、ジャックはPKキッカーではないし、ロシツキもキッカーではない。(オリビエ・)ジルーは足をつっていた。結局はうまくいったが、長い時間にわたって恐ろしい気持ちだったよ」

 エジルは今季チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のバイエルン戦でPKを失敗し、敗退の一因になったとして批判されていた。

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