beacon

シャビ:「2つの大きな失望があった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

バルセロナ残留の理由を語る

 バルセロナMFシャビ・エルナンデスが、今夏退団に近づきながら一転して残留を決断した理由について語っている。

 アル・アラビやアル・サッドから関心を寄せられていたシャビは、夏の初めカタール移籍が濃厚とみられていた。カタールの移籍話が破談に終わってからも、ニューヨーク・シティと接触するなど、バルセロナを離れることが確実視されていた。

 だが、シャビは先月22日にジョゼップ・マリア・バルトメウ会長、ルイス・エンリケ新監督と話し合い、24日からのプレシーズンに合流することで合意した。34歳MFが、残留の決断について説明している。スペイン『スポルト』などがコメントを伝えた。

「僕のバルサでの時代は終わったと思った。だから、クラブの人たちと親しくしている人たちに、メッセージを送ったんだ。でも、今はそれが性急な決断だったと思っている。ただ、あのときは本当に自分の中で大きな失望が2度あったんだ」

「リーグ戦の最終節となったアトレティコ・マドリー戦で、僕はベンチに座っていた。スペイン代表でのチリ戦でも、同じことが起きた。シーズンを通じて自分が役に立つと思っていたけれど、大事な2試合で実際はそうではなかった。そこで、決断を下した」

 シャビは、L・エンリケ監督やアンドニ・スビサレッタSD(スポーツディレクター)との会話が大きな影響を与えたと明かしている。

「周囲の人々には、あのときの僕の気持ちを理解してほしいと願っている。それから、僕はアンドニとルイス・エンリケに説得された。自分が重要な存在になれると思えた。特に、ルイス・エンリケは僕のメンタリティを変えたんだ。彼が(残留の)鍵を握った」

「僕を我慢強く待ってくれたクラブに対しては、感謝しなければいけない。今は、自分が再び戦う準備ができていて、元のままのモチベーションがあると感じている。決断は、完全にスポーツ的な側面からのものだ。報道されているような契約の清算などはない。ルイス・エンリケには、再びゼロからのスタートだと言われた」

▼関連リンク
リーガ・エスパニョーラ2014-15特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP