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W杯に落胆の岡崎 「日本のみんなが誇りに思えるように」

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悔しさあらわも前を向かなければいけないと強調

 マインツに所属する日本代表FW岡崎慎司が、22日付ドイツ『ビルト』のインタビューで、ワールドカップ(W杯)や今季のブンデスリーガについて語った。

 1勝も挙げられずにグループステージ敗退に終わったブラジルW杯について、岡崎は悔しさをあらわにしつつ、前を向かなければいけないと話している。

「W杯はすごく落胆しましたね。結果、自分のプレーに不満が残りましたから。でも、ここで下を向いてはいけないと思います。これから4年後に向けて、日本のみんなが誇りに思えるように、チームとして頑張っていきたいと思います。子供たちに夢を与えるのも大事なことだと思いますので」

 一方、マインツでの新シーズンについては、次のように話している。

「シーズンのスタートは悪かったですね。ファンに対して申し訳ないです。でも、これまでの結果ばかりを見るのではなく、前を向かなければいけません」

「不調の要因? チームがかなり変わって、違うスタイルの新しい監督を迎えましたからね。以前のスタイルは主にカウンターでしたが、今はもっと自分たちが組み立てますから。(自身がDFBポカールでのケムニッツ戦で決定機を逃したことについては)悔しかったです。ああいうミスをなくさなければいけません」

 カスパー・ヒュルマンド監督とトーマス・トゥヘル前監督の違いや、攻撃の選手にとって何が変わったのかを問われると、岡崎はこのように答えている。

「トゥヘル監督は大きな声を出し、ミスした時は怒ったりしていました。ヒュルマンド監督は常にポジティブに接し、モチベーションを上げようとします。彼になってから、チームは以前より責任を持つ感じになっていますね。チームにとっては成長するチャンスだと思います」

「エリック・マキシム・シュポ・モティンやニコライ・ミュラーが移籍したので、FWは僕だけになりました。より多くのチャンスが訪れることは、この3試合でも感じています。だから、より多くのゴールを狙えるということですね」

「前より責任も増しましたけど、それに応えたいです。自分が決めれば、チームにとっても良いことなので。昨シーズンはウィングでスタートしましたが、センターフォワードとしてこれだけゴールを決めるとは自分でも驚きましたね」

 これからもセンターフォワードでプレーしたいと話す岡崎は、目標とするゴール数について、具体的な数字は挙げなかった。

「最前線が一番居心地良いです。ウィングでプレーするには、足が遅すぎるので」

「ヨーロッパに来たころは、2桁が目標でした。それを達成できたのでうれしいですね。でも、新シーズンは目標ゴール数を決めないでいきます」

 プライベートでの生活面については、このように話している。

「マインツでの生活には、すごく馴染んでいますよ。よく旧市街に出かけますね。それに、種類は関係なく、ドイツのビールは大好きです。ク・ジャチョルやパク・チュホとも仲が良い? そうですね。よく一緒に食事します。今、自分の家族は日本で夏休みを過ごしていて、この前はチュホにカレーをつくってあげましたよ。ほかに趣味? カラオケとか好きです」

 最後に、ブンデスリーガを優勝するチームを問われると、岡崎は次のように答えた。

「マインツの選手としては、マインツと言いたいところですが…ほかのクラブの名前は言いません。悔しいので」

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