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「広島の方々のために…」同点弾演出の田坂、地元・広島への思い語る

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[8.25 ブンデスリーガ2部 ボーフム1-1ウニオン・ベルリン]

 ブンデスリーガ2部は25日、第3節を行い、MF田坂祐介の所属するボーフムはホームでウニオン・ベルリンと対戦し、1-1で引き分けた。フル出場した田坂は0-1の後半24分に同点ゴールを演出。今季初ゴールを決めた前節のE・アウエ戦(5-1)に続いて得点に絡んだ。

 0-0で折り返した後半4分、カウンターから先制を許したボーフムだが、後半24分に田坂がドリブルからシュートを放つと、GKが弾いたこぼれ球をFWシモン・テロッデが押し込み、1-1の同点に追いついた。

 試合はそのまま終了。ブンデスリーガ公式サイトによると、田坂は試合後、生まれ育った広島への思いを語った。広島ユース時代までの18年間を広島で過ごした田坂。広島市内で20日に発生した大規模土砂災害により多数の死者や行方不明者が出る事態に胸を痛めている。

「自分に何かできないだろうかと考えたときに、ゴールを決めれば少しでも明るい話題を届けられるんじゃないかと思って、狙っていました。今日は決められなかったけど、『広島の方々のためにゴールする』という気持ちでプレーしていきます」

 チームは開幕から1勝2分と負けていない。16日に行われたDFBポカール(ドイツ国内杯)1回戦では1部シュツットガルトを2-0で下した。海の向こうのドイツから広島に勇気を届けるため、これからもチームを勝利に導くプレーを続けていく。


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