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移籍金アップなら、岡崎移籍にゴーサイン? マインツGM「20億円なら考え直す」

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後釜を探すのは難しいが…

 マインツFW岡崎慎司に、この冬の移籍の可能性はまだ残されているかもしれない。クラブのGMは、移籍金次第で実現はあり得ると話している。

 岡崎には、プレミアリーグのレスターから関心が寄せられている。レスターからは実際にオファーが提示されたが、マインツはこれを拒否していた。 だが、ドイツ『ビルト』や『アルゲマイネ・ツァイトゥング』によると、マインツは絶対に岡崎を手放せないとは考えていないようだ。

 報道によると、レスターからオファーされた移籍金は、1000万ユーロ(約13億5000万円)だったという。当時、クリスティアン・ハイデルGMは、「人々はいつも、彼を売って1200~1300万ユーロをもらえばいいと言う。だが、シンジのようにゴールを決めてくれることを保証するFWは見つけられるはずがない。我々にとって、リスクが大きすぎる」と話していた。

 その考えに変わりはないようだが、裏返すと1300万ユーロを越えるような金額なら、売却も「アリ」と考えているようだ。実際に、今回このような発言が報じられた。

「1500万ユーロ(約20億2500万円)や2000万ユーロ(約27億円)を提示されたら、もう一度考え直さなければいけないね」

 同GMの考えにブレはない。高額な移籍金が入れば、岡崎の移籍容認もあり得る。一方で、後任を探すのが難しいとの見解を、あらためて述べている。

「どこもFWを求めている。それにブンデスリーガ得点者ランキングのトップ20位までのクラスの選手なら、誰もマインツに移籍する理由はないんだ。そうすると、国外で後釜を探すことになる。だが、今度はコミュニケーションに問題があったり、新しい環境に馴染むまで時間が必要になってしまったりする」

「得点を挙げているFWは、我々では手が届かず、(獲得費用を)払いきれない存在だ。今まで獲得したFWは、うちで成長すると見込んでいた選手だった」

 また岡崎が移籍しなくても、同選手のバックアップを獲得することも難しいと話している。

「以前と同じ問題を抱えている。(現ホッフェンハイムFWアダム・)ショライがいた時も、代役を務めるような2番手はいなかった。負傷がなければ、岡崎は必ず試合に出る。その事実を認めながら、どうやって新しい選手を誘えばいいんだい?」

 マインツは現在、ブンデスリーガで12位。岡崎自身は、8ゴールで得点ランクの4位タイにつけている。

 一方のレスターは、プレミアリーグ最下位の20位。残留ラインの17位とは、勝ち点3差という状態だ。


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