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アトレティコが主力不在のレアルを4発粉砕…今季のダービーは6戦無敗と圧倒

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[2.7 リーガ・エスパニョーラ第22節 A・マドリー4-0R・マドリー]

 リーガ・エスパニョーラは7日、第22節2日目を行い、首位のレアル・マドリー(勝ち点54)と3位のアトレティコ・マドリー(勝ち点47)によるマドリード・ダービーが行われた。前半に2点をリードしたアトレティコが後半にも2点を加点して4-0と快勝し、首位レアルとの勝ち点差を4に縮めた。

 今季、両者はスペインスーパー杯、リーガ、コパ・デル・レイで5度対戦しており、アトレティコが3勝2分と圧倒している。アトレティコから今季初白星を獲得したいレアルはFWクリスティアーノ・ロナウドが出場停止から戻ってきたものの、DFセルヒオ・ラモス、DFペペ、MFハメス・ロドリゲス、MFルカ・モドリッチが負傷離脱中。さらに出場停止のDFマルセロを欠く最終ラインには、右からDFダニエル・カルバハル、DFラファエル・バラン、DFナチョ・フェルナンデス、DFファビオ・コエントランが並んだ。

 ホームでの試合となったアトレティコをいきなりアクシデントが襲う。前半10分、MFコケが負傷してMFサウール・ニゲスとの交代を余儀なくされた。しかし、先制したのはそのアトレティコだった。前半14分、右サイドからDFフアンフランが上げたクロスの流れから、FWマリオ・マンジュキッチが落としたボールをMFチアゴが右足でシュート。GKイケル・カシージャスに反応されたもののボールの勢いが勝り、先制点が生まれた。

 さらに先制からわずか4分後の前半18分、アトレティコが追加点を叩き込む。マンジュキッチからパスを受けた左SBのDFギリェルメ・シケイラが、スピードに乗ったドリブルでPA内に侵入してクロスを送ると、ゴール前で待ち構えていたサウールが鮮やかなオーバーヘッドで叩き込んでリードを2点差に広げた。

 前半で点差を詰めたいレアルだが、アトレティコの集中した守備の前にシュートまで持ち込む場面をほとんど作れず。結局レアルは前半のシュートをわずか1本に抑え込まれて、アトレティコが2-0とリードしたまま前半終了のホイッスルが吹かれた。

 どうにかして流れを引き寄せたいレアルは、後半開始からMFサミ・ケディラに代えてFWヘセ・ロドリゲスを投入。しかし流れは大きく変わらず、後半13分、同14分、さらに同15分にFWアントワーヌ・グリーズマンがゴールを脅かすなど、アトレティコが主導権を握って試合を進める。

 そして、後半22分にアトレティコが再びスコアを動かす。右サイドからMFアルダ・トゥランが上げたクロスをファーサイドのサウールがヘッドで落とすと、グリエーズマンが押し込んで3点差にリードを広げた。しかし、このプレーでサウールが負傷し、同26分にMFラウール・ガルシアが投入された。

 MFアシエル・イジャラメンディ、FWハビエル・エルナンデスを投入してアトレティコゴールをこじ開けようとしたレアルだったが、チャンスらしいチャンスを作れず。すると後半44分、途中出場していたFWフェルナンド・トーレスのクロスをマンジュキッチがヘッドで決めて、ダメ押しゴールを奪う。攻撃陣の爆発に守備陣も応えてレアルを完封したアトレティコが、4-0と圧勝して今季のダービーの成績を4勝2分とした。


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