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英首相、チェルシーファンの地下鉄での振る舞いを強く非難

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 今月17日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント第1戦、パリSGチェルシーの試合前にパリ市内の地下鉄でチェルシーサポーターによる人種差別行為があった。

 英紙『ガーディアン』が掲載している動画では、複数のチェルシーサポーターが地下鉄へ乗り込もうとする黒人男性を押し出す様子が写っている。同紙によると、サポーターたちは「オレたちはレイシスト、オレたちはレイシスト、それがオレたちの望む道」と叫んでいたという。

 これを受けて、デービッド・キャメロン英首相は『LBCラジオ』へ「信じられないほど不愉快であり、強い遺憾の意を表す」と述べ、「これは明らかに犯罪的かつ攻撃的な行為であり、フランス警察は深刻にこの問題を調査してくれると確信している」とコメント。

「チェルシー側も、ファンたちのああいった振る舞いを許してきたという意味で共犯だ。これはとてもとても深刻な問題なんだよ」と厳しく非難した。同紙によると、フランスの検察当局は「公共交通機関での意図的な人種差別」として捜査を開始したと発表。ロンドン警察も協力するという。

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