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反暴力委員会、ベルナベウで起こったメッシ&バルサに対する差別的コールの訴えを受理

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 スペインの反暴力委員会が、レアル・マドリーの本拠地サンチャゴ・ベルナベウで起こった差別的コールの訴えを受理し、マドリーに対する処分の手続きを進めることが明らかとなった。スペイン『EFE通信』が伝えている。

 カタルーニャの知的障害者連盟ディンカトは、ベルナベウで「バルサファンになることはスブノルマルになること」「(バルセロナFWリオネル・)メッシはスブノルマル」などのコールがあったとして、反暴力委員会に訴えていた。

 スブノルマルはスペイン語で発育異常、知恵遅れ、軽蔑的な用途で低能など、知的発育に異常があることを意味する言葉だ。ディンカトはそれを用いたコールが、クラブや一選手を侮辱するだけでなく、社会的尊厳に傷をつける行為であるとの考えの下で、訴えを起こすに至った。

 ディンカトは反暴力委員会がこの訴えを受理し、コールが行われたと確認できる映像や音源などの提出を求められたことを公表。また委員会はマドリーに対して、異議申し立てなどの準備ができるよう、訴えを受け入れた旨を通達している。

 ディンカトは今回の訴えを、一クラブを対象として起こしたわけではないことを強調。そのようなコールが「スポーツの価値において許容しがたいものであり、それがマドリッド、バルセロナやどのような場所で起こったとしても、各クラブから黙認されることは許されない」との見解を示している。

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