昨夏ブンデスリーガ2部カールスルーエに加入したMF山田大記は、早くも同チームの中心選手となっている。ドイツ『キッカー』のインタビューで、「カールスルーエとともに1部に昇格できればベスト」と今シーズンの目標を語った。

　第24節を消化した時点で4位につけているカールスルーエ。ウィンターブレイクが終わると、それまで主に左サイドで起用されてきた山田はトップ下に置かれるようになった。数多くのチャンスに絡んだ山田だが、チームの決定力不足も響き、6試合負けなしも3試合連続で引き分けている。

　カールスルーエが1部昇格できなかった場合は、山田の去就が気になるところだ。インタビューで自身の将来について聞かれた同選手はこのように答えている。

「ここでは3年契約を結び、居心地がとても良いです。カールスルーエと1部に昇格できればベストだと思っています。でも今はそういうことを考えていません。今はチームのこととこれからの試合だけを気にかけています」

　この冬には中東のクラブから300万ユーロのオファーが届いたと報じられた。好条件を提示されたと見られるが、山田は次のようにコメントした。

「お金がすべてではありません。サッカーにおける展望も大事です。もう一度言いますが、ここがとても気に入っています。すべてが自分に合っていますので。(中東への移籍は)検討していませんでした」

　一方、山田は日本代表復帰への意気込みも示した。自身が代表に選ばれていない理由について問われ、以下のように返答している。

「(理由は)分かりませんね。長い間、監督のポストが空いていましたが、バヒド・ハリルホジッチ氏が就任するようですね。もちろん、自分は再び代表チームの一員になりたいし、日本のためにプレーしたいです」

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