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ディ・マリア移籍を否定するファン・ハール だが本人が望めば…?

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 マンチェスター・ユナイテッドルイス・ファン・ハール監督は、不振のため批判を受けるMFアンヘル・ディ・マリアについて、来シーズンもユナイテッドに残るという見通しを述べている。高額の移籍金で獲得した選手であることがその一つの理由だとも認めた。

 昨年夏にイギリス史上最高額となる移籍金5970万ポンドでレアル・マドリーから加入したディ・マリア。順調なスタートを切ったかに見えたがその後調子は急落し、批判の対象となっている。先週のFAカップ準々決勝アーセナル戦で退場となったこともさらに状況を悪化させた。

 先月には家族が在宅していた際に強盗未遂の事件に遭ったこともあり、マンチェスターでの生活に不満を感じて家を売りに出した模様だとも伝えられる。それでも、ファン・ハール監督は今季終了後にディ・マリアが去ることになるとは考えていないようだ。会見でのコメントをイギリス複数メディアが伝えている。

「彼が来季もここにいるかどうか? 監督としては、決してノーともイエスとも言えないものだ。最終的に決めるのは常に選手だからだ」

「だが、私は彼が移籍するとは思わない。自宅での事件はあったが、彼はここマンチェスター・ユナイテッドで幸せだと感じている」

 その一方で、もしディ・マリア本人が移籍を希望するのであればその意志を尊重して交渉に応じるという姿勢も見せた。

「私はいつもそうだよ。過去の経歴を見てみれば、それが私の哲学の一部だ。選手は単にA地点からB地点へとボールを蹴るだけの人間ではない。環境も影響するものだ。そういう意味で、私はいつも交渉に対してオープンだ」

「だが、クラブの商業的な損得を尊重しなければならないことも分かっている。選手のために大金を支払って、次のシーズンに外してしまうというわけにはいかない。私としては、彼は残ると思う。アーセナル戦で退場となって敗れた後の彼のリアクションと姿勢は非常に良かったと思えるからだ」


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