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内田の手術回避を目指すシャルケ、日本代表の判断に苦言も

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 シャルケのホルスト・ヘルトSD(スポーツディレクター)がクラブの公式サイトで右膝に故障を抱えるDF内田篤人についてコメントしている。

 昨年2月9日のハノーファー戦で右太腿裏を肉離れした内田はその後の検査で右膝裏の腱を断裂していることが判明。ギリギリの判断で手術を回避し、ブラジルW杯に出場したが、シャルケに合流してからも右膝蓋(しつがい)腱の炎症が癒えず、別調整が続いた。昨年8月19日に全体練習に合流し、9月23日のブレーメン戦で今季初出場。その後も右膝にテーピングを巻いたまま強行出場を続けてきたが、3月7日のホッフェンハイム戦以降はベンチスタートとなっており、最近4試合は出場していない。

 ヘルトSDは「(内田)篤人はW杯の前からずっと肉離れで離脱していた。そのとき我々は手術をしたほうがいいという意見だったんだ。だが、日本の医者がそれには反対で、最終的に手術を受けさせないことになった。これが彼のこれまでの経過だ」と、W杯前に手術を回避することになった経緯をあらためて説明。そのうえで現在の状況についても語っている。

「すると大会が終わってから膝蓋腱に問題が発生し、再び手術するかどうかが議題に上ったんだ。我々は、保存療法で治していくほうが絶対に賢明だと確信している。だが、篤人は先日もまた代表に招集され、そこで試合に出た。およそ良いことではないがね。そうしたら日本の医師から手術をさせるべきだと勧められたよ。我々は、依然として手術回避を試みる」

 バヒド・ハリルホジッチ監督の初陣となった3月の国際親善試合で日本代表に招集された内田は3月27日のチュニジア戦に後半39分から途中出場し、同31日のウズベキスタン戦は前半の45分間プレーした。クラブで試合に出ていないにもかかわらず、代表戦で起用した代表チームの判断に苦言を呈すヘルトSDは、あくまで手術をせずに完治を目指す方針を強調した。


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