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有終の美を飾りたいクロップ「何かを成し遂げる」

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[4.25 ブンデスリーガ第30節 ドルトムント2-0フランクフルト]

 ブンデスリーガは25日、第30節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでフランクフルトと対戦し、2-0で快勝した。2連勝で暫定8位に浮上したユルゲン・クロップ監督は「残留争いから抜け出した」と宣言し、来季のEL出場権獲得に意欲を見せた。クラブの公式サイトが指揮官のコメントを伝えている。

 前半戦を降格圏の17位で折り返し、一時は最下位に転落するなど苦しんだドルトムント。それでも後半戦は4連勝を記録するなど徐々に盛り返し、残り4試合で暫定8位にまで順位を上げた。

 2部との入れ替え戦ラインとなる16位と暫定で勝ち点11差に開き、残留はほぼ確実。クロップ監督は「残留争いから抜け出した今日は我々にとって大切な日だった」と振り返り、順位表の上を見据える。

「欧州カップ戦出場圏内までの勝ち点差が残り試合数より少なくなれば、我々にも可能性があることを意味する。その差はわずか3ポイントで、これから先は、やるか、やられるかだ。いい位置につけているし、なんとかして手に入れたい」

 残り4試合でEL出場圏内となる6位まで勝ち点3差。準決勝進出を果たしたDFBポカールに優勝すれば文句なしで来季のEL出場が決まるが、バイエルンかボルフスブルクがポカールに優勝した場合も、EL出場ラインが7位以内となるため、来季の欧州カップ戦出場の可能性は高まる。

 28日にはバイエルンとのポカール準決勝が控える。今季限りでの退任を発表したクロップ監督としては、来季のEL出場権獲得はもちろん、タイトル獲得で有終の美を飾りたいとの思いは強い。「このタイトルを手にしたいんだという気持ちにあふれたパフォーマンスを披露したい。今日の勝利はチームに弾みが付く。何かを成し遂げるつもりでバイエルン戦に臨みたい」と力強く語った。


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