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シャルケ、来季EL確定も…ファンは無言の抗議から大ブーイングに

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[5.16 ブンデスリーガ第33節 シャルケ1-0パダーボルン]

 ブンデスリーガは16日、第33節を行い、DF内田篤人の所属するシャルケはホームでパダーボルンと対戦し、1-0で勝った。内田はベンチ外だった。

 残留争いを繰り広げるパダーボルン相手に苦戦を強いられたシャルケ。前半をスコアレスで折り返すと、後半12分にはDFベネディクト・ヘーベデスが負傷交代するアクシデントに見舞われた。後半43分にオウンゴールで決勝点を奪い、2試合ぶりの白星で6位以内が確定したが、試合後の本拠地フェルティンス・アレーナは大ブーイングに包まれた。

 シーズン終盤の失速で来季の欧州CL出場権獲得を逃したシャルケ。チームの不振に追い打ちをかけるように、今月10日にはFWケビン・プリンス・ボアテングとMFシドニー・サムに即時出場禁止処分、MFマルコ・ヘーガーにも1週間の練習および試合出場停止処分を下したことを発表し、大きな波紋を呼んだ。

 シャルケのファングループである『ウルトラ・ゲルゼンキルヒェン』は抗議の意味を込め、パダーボルン戦前半の応援ボイコットを呼びかけ、実際、この日のスタンドは静寂に包まれた。後半から応援の声は聞こえ始めたが、決勝点が生まれたのは後半43分で、しかも相手のオウンゴール。からくも勝ち点3を手にし、来季のEL出場を決めたとはいえ、あまりにもふがいない試合内容にサポーターは無言から一転、今度は大きなブーイングを浴びせていた。

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