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3戦連続不発の香川「ボールが出てこない」

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[5.16 ブンデスリーガ第33節 ボルフスブルク2-1ドルトムント]

 ブンデスリーガは16日、第33節を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でボルフスブルクと対戦し、1-2で敗れた。香川はトップ下で先発したが、後半25分に交代し、3試合連続ノーゴールに終わった。

 30日に行われるDFBポカール決勝の前哨戦となったが、試合開始早々の前半1分に先制点を許した。「こういう相手にああいう失点の仕方は絶対に避けなきゃいけないし、今年はこういう形が多い」。立ち上がりの失点を悔やむ香川は「ああいう時間帯の失点は……。厳しい戦いになると思った」と振り返る。

 それでも前半10分にMFケビン・カンプルがGKに倒され、PKを獲得。これをFWピエール・エメリク・オーバメヤンがゴール左に決め、1-1の同点に追いついた。しかし、その後もなかなかいい形でチャンスをつくれない。

「一人ひとりの判断」に問題があったと感じている香川は「なかなかボールが出てこない場面もあった。シュートを選択するのは良いけど、もう一個(パスをつなげば)という場面もあったと思う。結果論ですけど」と指摘。ドルトムントらしい連動した攻撃が見られず、逆に後半4分にCKから失点。「後半も入りがすごく悪かった」という立ち上がりの2失点目で再びリードを許すと、最後まで追いつくことはできなかった。

 5試合ぶりの黒星を喫したドルトムントだが、8位ブレーメン、9位ホッフェンハイムも敗れたため、順位は7位をキープした。最終節の相手は勝ち点43で並ぶブレーメン。勝てば7位以内が確定し、勝ち点3差で追う6位アウクスブルクがボルシアMGに敗れれば、6位にまで浮上する。

 ポカールで優勝すれば文句なしで来季のEL出場が決まるが、たとえ準優勝に終わった場合も、ボルフスブルクがリーグ戦で3位以内が確定しているため、EL出場圏が7位に広がる。そのためドルトムントはリーグ戦を7位以内で終えれば、来季の欧州カップ戦への切符を獲得できる。

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