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シャルケ構想外のボアテング:「メディアの報道はすべて噓」

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 シャルケから構想外通告を言い渡されたMFケビン・プリンス・ボアテングは、自身に関する報道に不快感を覚えているようだ。ドイツ『シュポルト・ビルト』のインタビューで、メディアによって描かれる自身のイメージを批判しつつ、クラブの決断を受け入れる姿勢を示している。

 シャルケは今月11日、ボアテングとシドニー・サムの2人を今後の構想から外す決断を発表した。その後、クレメンス・テニエス監査役会長がテレビのトーク番組でボアテングに関して「周りに過ちがあると思ってしまうようだ」と述べ、選手の人格を疑っているようなコメントを残している。

 これまでクラブの扱いについて語らなかったボアテングだが、今回のインタビューで次のように話している。

「自分からは泥仕合を仕掛けたりしないよ。あとになって僕に批判を向ける行為自体が、すべてを物語っているからね。僕について話したり、噂を流したりする人たちの次元には行かない。残念ながら公には僕のアウト(シャルケ時代の終わり)を説明しなければいけないと感じられているようだ。だが、メディアで報じられていることはすべて噓にすぎない」

 メディアにおけるイメージを否定したボアテングは、2013年夏から過ごしていたシャルケでの2年間を以下のように振り返っている。

「誰かを中傷するような発言はしない。2年間、僕に与えられた仕事をした。プレーについては非常に良い時、非常に悪い特、それはどちらも起こり得ることだ。明確なのは一つだけ。僕は2年間、公に向けて、本当にすべてに関して泥をかぶったんだ」

「公との関係で、すべてが僕を通されたんだ。そのため、クラブ、チームメート、責任者たちへのプレッシャーを軽減することができた。そうすることが必要だったからね…」

『ビルト』ではファンに対してサインを拒否したとも伝えられたが、ボアテングはそれを否定した。

「僕がどれほどサインしたかは誰もが知っている。ほかのプレーヤーより多くだよ。ほとんどいつも最後に練習グラウンドを去っていた。全部にサインし、いつもファンのためにいたんだ」

 また、クラブの決断を受け止めている様子をうかがわせている。

「僕のシャルケでの時期がこのように終わったのは非常に残念。でも、これは僕の決断ではなかった。信頼関係がなくなったとしか僕は聞かされていない。それを100%受け止め、尊重するよ」

「クラブの責任者とプレーヤーたちには可能な限りの幸運を祈るよ。僕はこれからバケーションに向かい、それからはどのような舞台で再会できるか様子を見ようじゃないか」

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