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会心アシストも準V…香川「今シーズンを表している」

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[5.30 DFBポカール決勝 ドルトムント1-3ボルフスブルク ベルリン]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)決勝が30日、ベルリンのオリンピアシュタディオンで開催され、MF香川真司の所属するドルトムントはボルフスブルクに1-3で敗れ、準優勝に終わった。

 トップ下でフル出場した香川は前半5分に先制点をアシスト。右サイドのタッチライン際から左足ワンタッチでゴール前にピンポイントのクロスを送り、FWピエール・エメリク・オーバメヤンが右足ダイレクトで流し込んだ。

「共通意識から生まれたゴールだと思う。良い距離感と良い連係から得点できた」という会心のアシストで、その後もチャンスをつくったが、たたみかけることができなかった。

「前半の早い時間帯の1点はあまり意味を持たないと思っていたし、これを続けることで相手に精神的なダメージを与えないといけないと思っていた」が、逆に前半22分、33分、38分と立て続けに3失点を喫した。

 一転して2点を追う展開となったが、香川を中心に決定機はあった。しかし、前半44分、香川の左クロスに合わせたオーバメヤンのシュートはクロスバーを越え、後半5分にはMFマルコ・ロイスの左クロスに香川が滑り込みながら右足で合わせたが、わずかに枠を捉え切れなかった。

「相手の個の力というか、シュートのうまさというか、勢いというか。今シーズンを表しているんじゃないかと思う」。決定力や試合運びでボルフスブルクのほうが1枚上だった。そのまま1-3で敗れたドルトムントは3シーズンぶりとなるポカール優勝を果たせず。今季限りで退任するユルゲン・クロップ監督のラストマッチで有終の美を飾ることはできなかった。

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