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“イタリアの未来”ミランの16歳FWがモロッコ代表を選択へ

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 ミランの下部組織でプレーするFWハキム・マストゥール(16)が、モロッコ代表を選択することになり、イタリアで衝撃的なニュースとして取り上げられている。

 マストゥールは1998年6月15日生まれの現在16歳。幼少期から天才少年として注目され、現在はミランの下部組織に在籍している。セリエAではトップチームの登録は16歳以上となっているが、誕生日が近かったこともあり、昨年5月に15歳でトップチームの試合にベンチ入り。試合出場は叶わなかったが、大きな話題となった。

 イタリアの未来を担うと言われる彼には、すでに国内外のビッグクラブも注目している。特に同じく1998年生まれのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアを獲得したレアル・マドリーが獲得に熱心だと伝えられている。

 そんな彼が、モロッコ代表としてプレーすることを選択したのだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、マストゥールは12日にアフリカ・ネーションズ杯予選のリビア戦を戦うモロッコ代表への招集を了承。家族や代理人の助言を受けた上で、母親の母国のA代表でプレーすることを選択したのだという。

 規定によると、他国の国際Aマッチ公式戦で1分でもプレーした選手は、二度とほかのユニフォームを着てプレーすることは出来なくなる。アッズーリでの将来を案じていたイタリア国民にとっては、悲しいニュースになっている。

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