beacon

マドリーにベンゼマを放出する考えなし 代理人もユナイテッド移籍を否定

このエントリーをはてなブックマークに追加

 マンチェスター・ユナイテッド移籍が報じられるFWカリム・ベンゼマだが、レアル・マドリーを退団する可能性は限りなく低いようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

 イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』は、ベンゼマの代理人カリム・ジャジリ氏がロンドンのホテルでユナイテッドのエド・ウッドワードCEOと交渉したと報道。またスペイン『アス』が、ベンゼマはマドリーにとって絶対的な戦力ではないと報じ、移籍の可能性が大きく騒がれることになった。

 しかしながら『マルカ』のインタビューに応じたジャジリ氏は、ユナイテッドと接触したことを否定。マドリー退団の可能性を一蹴している。

「カリムはマドリーと結ぶ契約をまっとうすることを望んでいる。彼はマドリーで引退したいんだよ。ロンドンではどのようなクラブとも接触していない。ユナイテッドとともほかのクラブともね。レアル・マドリー以外とのコンタクトなど存在しないんだ」

「カリムはマドリーで幸せなのに、マンチェスターで何をすると言うんだ? ベンゼマがマドリーから去るならば、マドリーが彼を戦力に加えていないことを告げる必要がある」

 また『マルカ』によれば、ラファ・ベニテス新監督の周囲で、ベンゼマが同指揮官の厳しい要求に応じられるかを不安視する声があることも確かな様子。だがクラブ上層部はベンゼマに対して、放出などは一切考えておらず、落ち着いてバケーションを過ごすように伝えているという。

 マドリーは今夏の移籍市場で、ストライカーの獲得ではなく中盤の補強にプライオリティーを置いており、ベンゼマの放出は考慮に入れていないようだ。フロレンティーノ・ペレス会長のFWセルヒオ・アグエロへの興味は事実のようだが、マンチェスター・シティに売却を了承させることの困難さなど含め、FWのポジションで“ガラクティコ(銀河系選手)”を加える可能性は存在しないと見られている。

 一方、マドリーで4-2-3-1のシステムを採用する可能性がささやかれるベニテス監督は、FWクリスティアーノ・ロナウド、またFWヘセ・ロドリゲスを1トップとして起用する選択肢も考慮している模様。またベンゼマ本人は1トップのほか、リヨンやジョゼ・モウリーニョ監督率いるマドリーで経験した左サイドでのプレーにも自信を持っており、ベニテス監督の要求にも問題なく適応できると自信を持っているようだ。

●リーガ・エスパニョーラ2014-15特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP