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ファン・ハール、移籍問題に揺れるデ・ヘアを開幕戦に起用しないと明言

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 マンチェスター・ユナイテッドルイス・ファン・ハール監督は、8日に行われるプレミアリーグ開幕戦のトッテナム戦にGKダビド・デ・ヘアを起用しないことを断言した。

 デ・ヘアはこの夏を通してレアル・マドリーへの移籍が取りざたされ、ファン・ハール監督は先日も「好ましくない状況」だと不満を述べていた。

 指揮官が下した決断は、デリケートな状況に置かれている守護神を重要な一戦の先発から外すというものだ。7日の会見でのコメントをイギリス複数メディアが伝えている。

「彼はプレーしないだろう。我々はクレイジーなサッカーの世界に生きている。移籍の時期はまだ続いているが、公式戦もスタートする。何が起こるかは分からないよ。我々がデ・ヘアと問題を抱えているのはご存知のとおりだ」

「私は単なる選手ではなく人間について考えている。彼は今の状況に対処することができないだろう。誰が先発するのかは、待ってもらわなければならない」

 ユナイテッドはこの夏アルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロを補強したが、まだチームに合流したばかり。ビクトル・バルデスとアンデルス・リンデゴーアも移籍の可能性が高いと見られ、ファン・ハール監督は若いサムエル・ジョンストンの起用を強いられることになるかもしれない。

 22歳のジョンストンはユナイテッドでまだ公式戦出場がなく、下部リーグへのレンタルを繰り返してきたが、今季のプレシーズンでは北米遠征の4試合すべてに出場していた。

 一方でファン・ハール監督は、新加入のMFバスティアン・シュバインシュタイガーもコンディションが万全ではないため欠場が濃厚だとコメント。コパ・アメリカに出場していたDFマルコス・ロホの開幕戦欠場も明言している。

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