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独紙評価:黒星も清武は一部では両チーム最高タイ

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 12日に行われたブンデスリーガ第4節の試合で、ハノーファーはボルシア・ドルトムントに2-4の黒星を喫した。それでも、この試合で長期離脱から復帰したハノーファーMF清武弘嗣は高い評価を受けている。

 1分2敗の状況でドルトムントをホームに迎えたハノーファー。結果を出すことはできなかったが、ミヒャエル・フロンツェック監督は「非常に大きな改善ができた。来週に向けてポジティブな要素がたくさんあった」と手ごたえを得た様子を示した。

 その要素の一つは、清武がMFレオン・アンドレアセンとともにトップ下に入ったことだろう。18分には清武のスルーパスで右サイドに抜け出したアンドレアセンが折り返し、ゴール前のFWアルトゥル・ゾビエフが先制点を叩き込んだ。ほかにも清武は、特に後半立ち上がりにはFKから惜しいチャンスをつくり出していた。

 3か月ぶりの実戦復帰を果たし、80分までプレーした清武に対し、ドイツ『キッカー』は両チーム最高タイの「2」という採点をつけた。ハノーファー攻撃陣において「清武のプレーを楽しむ姿勢」が改善につながったとして、ドルトムントの決勝点に絡んだ香川真司(「2.5」)をも上回る評価としている。

 地元『HAZ』も清武のプレーを「2」とチーム最高タイの評価。一方『ビルト』は、清武は「プレーメーカーとして良いカムバックを見せた」としながら、「3」と及第点をつけている。

 ハノーファーの右SBでフル出場したDF酒井宏樹には『キッカー』が「3.5」、『ビルト』が「3」をつけた。『HAZ』では「4」と低めな採点だった。

 次節は勝ち点1で並ぶアウクスブルクとのアウェーゲーム。「僕はこのチームを信じています。勝ち点3を狙って戦うことはアウクスブルク戦でも変わりません」と復帰2戦目へ意気込む清武のコメントを『キッカー』が伝えている。

(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

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