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インテル、ダービー勝利に浮かれず 「スクデットを考えるのはまだ先」

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 ミラノダービーでの勝利は、インテルが優勝候補の一角という見方を強めた。だが、ロベルト・マンチーニ監督と選手たちは、決して浮かれていないようだ。

 ミランを下して開幕3連勝を飾ったインテルは、約5年ぶりに単独首位に立った。インターナショナルウィーク前の2連勝で称賛されていたインテルだが、その評価は高まる一方だ。エリック・トヒル会長やマッシモ・モラッティ元会長も、スクデット奪還を考えることできるとの見解を示している。

 だが、ピッチで戦う指揮官とチームは、地に足をつけているようだ。20日に好調キエーボとの試合を控えるマンチーニ監督は、17日に次のように述べた。イタリアメディアが伝えている。

「ローマは2年前、開幕から10連勝したが、ユベントスに続く2位に終わった。より落ち着くことができるから、スタートは大事だ。だが、自分たちよりも整備されており、必ず上位に戻ってくるチームたちがいることも、我々はちゃんと分かっているよ。キエーヴォは素晴らしいコンディションだし、見事なシーズンの出だしとなっている」

「道のりは正しい。だが、チームをつくるには時間と、そして多くの仕事が必要だ」

 また、ここまで3ゴールと好調のFWステファン・ヨベティッチも、指揮官同様に冷静だ。

「ダービーの勝利で浮かれる危険はない。僕らはみんな経験のある選手たちだし、すべての試合が同じ勝ち点3の勝負だと分かっている。3日前から僕らはキエーボ戦のことを考えているよ」

「まだ始まったばかりだ。まだまだ向上できるし、しなければいけない。僕らには強い選手がたくさんいる。成長できるはずだと確信しているよ。目標は3位以内だ。そして可能なら、その先を考えていこう。スクデットを考えるのは、もっと先になってからだ」

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