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チェルシーが9人のアーセナルを撃破! ロンドンダービー制し復調の兆し

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[9.19 プレミアリーグ第6節 チェルシー2-0アーセナル]

 プレミアリーグは19日、第6節を各地で行った。スタンフォード・ブリッジではチェルシーアーセナルが対戦。2人の退場者が出るなど激しい一戦となったがチェルシーが2-0で勝利し、ロンドンダービーを制した。

 ホーム・チェルシーはDFジョン・テリーがベンチスタート。センターバックにはDFガリー・ケーヒルとDFクル・ズマが入った。また、MFオスカルがリーグ戦では開幕戦以来の先発出場となった。対するアーセナルは、GKペトル・チェフが古巣本拠地で先発出場。1トップの位置にはFWセオ・ウォルコットが入っている。

 ダービー戦らしく序盤から激しくやり合い、球際で選手が倒れ込む場面が多く見られた一戦。チェルシーは前半24分、味方とのワンツーで左から中央に切れ込んだFWジエゴ・コスタが右足ミドル。アーセナルも同29分に高い位置でボールを奪ってMFメスト・エジルのパスをPA左で受けたウォルコットが右足シュートもともにGKに止められ、先手を取ることはできなかった。

 前半シュートまで持ち込む機会が多かったチェルシーは32分、MFセスク・ファブレガスの絶妙な浮き球パスにFWペドロ・ロドリゲスが抜け出すもトラップが大きくなりGKチェフに阻まれる。同43分には、カウンターから左サイドを抜け出したMFエデン・アザールがドリブルで切れ込んでペドロへ送る。これをペドロがフリーで右足シュートもGKチェフの胸におさまった。

 前半44分、D・コスタがマークについていたDFローラン・コシールニーの顔面を叩くなどして押し倒してしまうと、これに対しDFガブリエル・パウリスタがD・コスタに詰め寄って言い合いとなり、両者にイエローカードが提示された。しかし、直後にガブリエルがD・コスタを足の裏で蹴ったとしてレッドカード。アーセナルが1人少なくなり前半を終えた。

 10人となったアーセナルが後半開始からDFカルム・チャンバースを投入したが、先制したのはチェルシーだった。後半8分、セスクのFKからファーサイドに飛び込んだズマがヘディングで先制のゴールネットを揺らす。さらに攻勢に出るチェルシーは同11分、同20分とアザールがゴールに迫るも元同僚GKチェフの牙城を崩すことができない。

 同点に追いつきたいアーセナルは後半30分にエジルとサンチェスを下げて、MFアレックス・オクスレイド・チェンバレンとFWオリビエ・ジルを投入した。しかし、同34分にMFサンティ・カソルラがセスクへのスライディングでこの日2枚目の警告を受けて退場。アーセナルは9人となってしまった。

 最後まで追加点を狙いに行くチェルシーは後半43分にPA手前でFKを獲得もアザールのキックは壁に阻まれる。それでも同アディショナルタイム1分、途中出場のFWロイク・レミーのシュートのこぼれ球をアザールが右足シュート。これがチャンバースに当たってコースが変わってダメ押し。2-0で勝利したチェルシーが、8月2日に行われたFAコミュニティ・シールド(0-1)のリベンジを果たし、公式戦連勝で復調の兆しを見せた。

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