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やはりマインツGMを招へいか?交代が噂されるシャルケSD「今週中に決断が下される」

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 ドイツ『ビルト』が先日報じていたマインツのクリスティアン・ハイデルGM(ゼネラルマネジャー)のシャルケ行きの可能性は、単なる噂ではないようだ。シャルケの現SD(スポーツディレクター)は『シュポルト1』に対して、クレメンス・トニエス監査役会長と自身の去就について話し合う予定だと明かしている。

 2010年にシャルケの首脳陣に加わり、2011年初旬に当時監督と強化部長を兼任していたフェリックス・マガト氏が解任されてから、同クラブの選手補強も担当することになったヘルトSD。3シーズン連続のチャンピオンズリーグ(CL)出場や負債の削減に貢献した一方、ロベルト・ディ・マッテオ氏を招へいしたことや追放処分となった高年俸のMFケビン・プリンス・ボアテングの放出に成功しなかったことなど、クラブ内部では不満の声も上がっている。

 他方、ハイデルGMがシャルケに向かうかもしれないとの報道について問われたマインツのハラルド・シュトゥルッツ会長は、先日『SWR』でクラブ名は明かさなかったものの、「確かにオファーが届いている」と認めた。なおハイデルGM本人は「2017年までの契約を尊重する」とのコメントを残しているが、ドイツメディアにおいては「(契約を)まっとうする」と言明していないことが指摘されている。

 またハイデルGMの招へいにより、シャルケを去る可能性があるヘルトSDは、『シュポルト1』のトーク番組で、自身の実績を強調しながらも「この職業では誰もがそうだが、失敗も付き物だ」と語り、「クラブには(マネジャー人事を)見直す権利がある」と続けた。自身の去就については把握していないとしながら、近日中にもそれがはっきりするとも述べている。

「私の契約は2016年の夏までだ。それ以降に関しては、今週の報道のされ方もあり、私の中には一つの考えがある。今週中にはトニエス監査会長と話し合い、今後のことに関して決断が下されるだろう」

 現リバプールのユルゲン・クロップ監督や現ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督ら名監督を「発掘」し、マインツ入団時(1992年)には2部に所属していた同クラブを1部に定着させる偉業を成し遂げたハイデルGM。シャルケでヘルトSDの後任を務める可能性は、本人の意向次第と見られる。

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