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長友が今季初先発、CKのキッカーも任されるなど存在感…インテルは3戦連続ドロー

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[10.24 セリエA第9節 パレルモ1-1インテル]

 セリエAは24日、第9節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルは敵地でパレルモと対戦し、1-1で引き分けた。インテルは3戦連続のドロー。未勝利は4戦に伸びた。長友は第2節以来の出場を今季初先発で飾ると、90分フル出場した。

 長友がようやく今季初のスタメン出場を果たした。21日に行ったミランとの親善試合「ベルルスコーニ杯」には左MFで先発していた長友だが、この日は右SBでの出場となった。

 積極的にアピールした。前半22分にはボールカットから右クロスを入れる。CKを獲得すると、そのままキッカーを務めてニアサイドにボールを入れた。スコアレスで折り返した後半も長友は右サイドで高い位置を取り続けて、クロスで好機を演出する。相変わらず右サイドからのCKのキッカーを任されるなど、攻撃の起点になって存在感を発揮した。

 試合は後半15分、インテルが先制に成功した。FWステファン・ヨベティッチが左サイドからカットイン。浮き球パスを右サイドに入れると、途中投入されたばかりのFWジョナタン・ビアビアニーが折り返す。これをMFイバン・ペリシッチが押し込み、先取点を奪った。

 ただパレルモも後半21分に同点ゴールを奪う。左サイドに流れたCKをFWフランコ・バスケスが受ける。混戦の中にシュート性のボールを入れると、FWアルベルト・ジラルディーノが押し込み、試合を振り出しに戻した。

 追いつかれたインテルに後半34分、更なる試練が襲う。DFジェイソン・ムリージョがこの日2枚目のイエローカードを貰ってしまい退場。バスケスの突破を止めたと判定されたが、リプレーを見ると、足は引っ掛かっていないように見えた。インテルにとってはやや厳しい判定になった。

 試合は1-1で終了。インテルはこれで3戦連続の引き分け。1か月勝利のない状態が続いている。


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