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SB起用にも前向きなDF吉田、宣言通り? の今季初ゴール

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[10.28 キャピタル・ワン杯4回戦 サウサンプトン2-1アストン・ビラ]

 キャピタル・ワン杯は28日、4回戦2日目を行い、DF吉田麻也の所属するサウサンプトンはホームでアストン・ビラと対戦。吉田の今季初ゴールなどでサウサンプトンが2-1の勝利をおさめた。クラブ公式サイトが吉田のインタビューを掲載している。

 0-0で迎えた後半6分、相手陣内でのインターセプトからMFジェームス・ワード・プラウズのパスを受けて攻め上がった吉田はMFガストン・ラミレスとのワンツーからPA手前まで持ち込むと左足を振り抜いた。低い弾道のシュートは右ポストをかすめてゴールにおさまり、先制点が生まれた。

 今季初ゴールを決めた吉田だが、試合前にはFWドゥシャン・タディッチとDFジョゼ・フォンテに対し、ワンツーからの得点を“宣言”していたという。

 「ガストン(・ラミレス)かグラツィアーノ(・ペッレ)とのワンツーから得点したいということをジョゼとドゥシャンには言ってました」と話すとおりだ。「あのシュートにはこう打とうというイメージがあったので。ガストンのパスも素晴らしかったし、グラツィアーノの(スペースをつくる)動きも良かった」と描いた形通りのゴールを喜んだ。

 今季の序盤は右SBで起用されると出場機会を得ていたが、9月20日のマンチェスター・U戦で2失点に絡むと、以降スタメンの座を失っていた。しかし、この日の試合で公式戦6戦ぶりに先発起用されると結果を残した。

「どんな控えの選手にとっても、自分がどういう選手なのかを示すのに素晴らしい機会になったのは間違いないと思う」とカップ戦を表した吉田。

「この試合は僕にとっても特に大切な試合になると理解していた。右SBや、もし左SBで出ることがあっても、プレーできるチャンスがあれば積極的に挑んでいきたい」

「別のポジションでプレーすることは簡単なことじゃないけど、今日のようなプレーを見せることができたら良いなと思ってます」

 また、吉田は“あるファン”への気遣いも忘れなかった。「前回のホームゲーム(レスター戦)のハーフタイムにシュートを打とうとしたら、観客の女性の顔に当ててしまって……」と口を開くと、「そのことは『ツイッター』で謝ったんですが、彼女が僕のゴールを見てくれていると良いなと思います」と気遣った。


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