イングランド代表GKジョー・ハートは、13日に行われたスペイン代表との親善試合の会場に不満を述べている。

　イングランドが敵地スペインに乗り込んでの試合は、アリカンテのエスタディオ・ホセ・リコ・ペレスで開催された。セグンダB(3部)のエルクレスが本拠地としているスタジアムだ。

　0-2で敗れた試合後に、ハートは次のようにコメントしている。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。

「イングランド対スペインのような試合なのに、3部リーグのピッチで戦うことになったのはおかしなことだよ。言い訳をしているわけじゃないけど、あまり良くはなかったね」

　EURO2016予選で10戦全勝を飾るなど、昨年のワールドカップ以来15試合の無敗を継続していたイングランドだが、その流れを断ち切られる黒星となった。

「苛立っているよ。僕らは長い間良い戦いをしてきたから、負けることになってしまうと難しいね。いくつかチャンスはあって、勝負することはできていたけどね」

「もう一度立て直して、フランス戦でパフォーマンスを改善することが必要だ。スペインを崩すことはできていたし、そういう場面は十分にあった。でもその後は少し勢いを落としてしまったね」

　17日にはウェンブリーでフランス代表との対戦を予定していたイングランドだが、13日にパリで発生したテロの影響により中止が濃厚視されている。