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9・11を思い起こす元アメリカ代表 「人類がこんなことをするのが悲しい」

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 元アメリカ代表のランドン・ドノバン氏は、13日にパリで発生した同時多発テロを受け、「9・11」を経験したアメリカ国民としての悲しみの思いを述べている。

 パリでのテロが起こった翌日、ドノバン氏はデイビッド・ベッカム氏の主導によるユニセフのチャリティーマッチに出場。オールド・トラフォードで行われた試合後に、メディアの取材に対し次のように述べていた。

「昨日のことが起こったとき、僕らはみんな空港にいた。『明日サッカーの試合をするべきだとは感じられない』と代理人に言ったよ。それが最初に考えたことだったんだ」

「でも落ちついてゆっくり考えてみると、まったく正反対だと思えるようになった。実際には、今日サッカーの試合をすることに大きな意味があったんだ」

 2001年のアメリカ同時多発テロをはじめ、同じ過ちが繰り返されることに悲しみを感じながらも、未来への期待を捨てるべきではないとドノバン氏は語った。

「今日何が起こったとしても、昨日起こったことを変えられはしない。変える方法は世界に何も存在しないんだ。アメリカの僕らも、9・11でそのことを経験した」

「だから僕としては、人類がこんなことになってしまい、人間たちがお互いにこんなことをしてしまうのが悲しい。それでも、これから良くなって解決できることを期待するしかないよ。僕ら全員がお互いに対してもう少し優しくなれるようにね」
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