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ベンゼマを擁護するシセ氏「まだ有罪とは決まっていない」

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 元フランス代表のジブリル・シセ氏は、恐喝に関与したとされるレアル・マドリーFWカリム・ベンゼマを擁護している。

 ベンゼマはリヨンMFマシュー・バルブエナに対して「セックステープ」をもとに恐喝した疑いがかけられている。先月4日には警察に身柄を拘束され、その後法廷での証言に応じた。

 だがシセ氏はフランス『AFP』でベンゼマの有罪が決まったわけではないと主張している。

「彼は今調査を受けているところだ。まだ裁判にはかけられていない。彼が有罪になったわけじゃないんだ。彼に説明する時間を与えて、善意を信じて、司法に任せよう」

「僕はカリムの言葉を待っている。フランス国民と同様にね。情報を有しているのは司法と警察だから、彼らに決断を委ねよう。今の時点でカリムを悪人として扱うべきではない」

 シセ氏自身、この事件に関与した疑いで警察から事情聴取を受けていた。

「こういった出来事に巻き込まれるのは、気持ちの良いことじゃない。何もしていないのであれば、なおさらね。悪事を働きたい人間がマテューを脅迫するため、僕に接触してきた。僕はそのことを彼に知らせた。それだけだよ」

「その後にマテューが訴え出た。それで警察に呼ばれて、証言を求められたんだ。警察は僕の言うことを聞いて、僕のケースにおかしなところが何もないと判断した。それがすべてさ」

 数日前には、フランスのマニュエル・バルス首相がベンゼマにフランス代表としてプレーする資格はないと苦言を呈していた。しかし、シセ氏はベンゼマがフランス代表に招集されることに問題はないと話している。

「カリムはフランス代表のために尽くしてきた。多くのゴールを決め、決定的な仕事をしてきた。代表に選ばれる可能性がある限り、彼は働き続けるべきだ。僕は彼がフランス代表のユニフォームを着ていても、まったく不快ではない」

「彼はレアル・マドリーでレギュラーをつかんでいる選手だ。それは何かの偶然じゃない。僕たちは彼の言葉を聞いて、誠実かどうかを確かめなければいけない」

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