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得点源は武藤&マリだけじゃない マインツの「奇妙なゴール」が話題に

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 マインツは5日に行われたブンデスリーガ第15節で、ハンブルガーSVを敵地で3-1と下した。この一戦でMFハイロ・サンペリオが決めたゴールが「奇妙だ」と話題を呼んでいる。

 サンペリオがこの一戦のマン・オブ・ザ・マッチであることに異論はないだろう。スペイン人ウィンガーは16分、51分のゴールでチームに2点のリードをもたらし、さらに76分にはMFクリスティアン・クレメンスのダメ押し弾をアシストした。90分にはHSVのキャプテン、DFヨハン・ジュルーに1点を返されるも、勝敗はすでに決まっていた。

 サンペリオの活躍以上に注目されたのが、16分の先制点だ。

 ペナルティーエリア手前でパスを受けたFW武藤嘉紀が左に叩くと、スピードに乗って受けたサンペリオが縦に運んでクロス。低いボールは、ニアでジュルーに跳ね返された。ジュルーに当たって浮いたボールが、クロスを上げて転倒しているサンペリオのところに戻ると、倒れたまま左足でボレーシュートを放ち、GKを越えてゴールネットを揺らしている。

 ラシン下部組織出身で、セビージャで1年間を過ごした後に昨年夏からマインツでプレーしているサンペリオ。マルティン・シュミット監督は試合後、「あの奇妙なゴールが“缶切り”となった」と振り返った。

 選手本人は、このように話している。ドイツ『アルゲマイネ・ツァイトゥング』が伝えた。

「今回はゴールという形でチームを助けることができてハッピーだよ。先制点のようなゴールは、自分でも決めたことがなかった。1試合に2ゴールを決めるのも初めてだったんだ」

 これまでのリーグ戦で記録した23ゴールのうち15ゴールを決めていたMFユヌス・マリ(8ゴール)と武藤(7ゴール)は、この一戦のマインツの全ゴールに絡んだが、無得点に終わっている。しかし、マリと武藤への依存も一つの課題として指摘されていたチームにとって、ほかのプレーヤーも決定力を示せたことは大きな収穫となったはずだ。

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