[12.13 プレミアリーグ第16節 アストン・ビラ0-2アーセナル]

　プレミアリーグは13日、第16節を行った。アーセナルは敵地でアストン・ビラと対戦し、2-0で勝利した。

　チャンピオンズリーグでグループリーグ敗退の危機にあったアーセナルは、9日のオリンピアコス戦で3-0と勝利し、16シーズン連続となる16強入りを果たした。難題クリアでこの試合へのモチベーションは低いかと思われたが、前半8分に先制点を挙げた。DFアラン・ハットンのFWセオ・ウォルコットへのホールディングでPKを獲得。これをオリンピアコス戦でハットトリックのFWオリビエ・ジルが落ち着いてゴール右へ流し込み、先手を取った。

　なおも主導権を握るアーセナルは前半38分、MFアーロン・ラムジーが自陣でボールを奪ってカウンター発動。ウォルコットがセンターサークル付近からスルーパスを出し、PA右からMFメスト・エジルが体でフェイントを入れて、並走していたラムジーへ。これをラムジーが落ち着いて右足でゴールへ流し込み、2-0。エジルはこれで今季13アシスト目となった。

　2点ビハインドで前半を終えたアストン・ビラは後半開始から前への圧力を強めた。後半12分、左からパスをつないで右サイドをオーバラップしたハットンがクロスを送るもMFスコット・シンクレアのヘディングシュートはクロスバー上に外れる。その後も右サイドを中心に攻め込んだが、シュートの精度を欠き、ゴールネットを許すまでには至らなかった。

　後半はアストン・ビラの攻撃に苦しむ場面が続いたアーセナル。後半37分にラムジーの落としをPA右から途中出場のMFアレックス・オクスレイド・チェンバレンがダイレクトで右足で狙うもGKブラッドリー・グザンに防がれる。同アディショナルタイム2分にはラムジーが左深い位置から左足ループを狙うも枠を外れたが、2-0で逃げ切り、2連勝として暫定で首位に浮上した。

　なお、GKペトル・チェフはこれでプレミアでのクリーンシート(無失点試合)を通算169試合目とし、デイビッド・ジェームズ氏の持つ記録に並んだ。

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