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途中出場で2戦連続アシスト!流れ変えた香川「変化を加えないと」

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[12.16 DFBポカール3回戦 アウクスブルク0-2ドルトムント]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)は16日、3回戦2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でアウクスブルクに2-0で勝利し、5年連続の準々決勝進出を決めた。0-0の後半14分から途中出場した香川は同21分の追加点を演出。公式戦2試合連続で途中出場からアシストを記録した。

「動きが少なかったし、アウェーなので、前半は0-0で良かったと思う。後半、間延びしてきた時間帯で(出番が)来るだろうと思っていたので、準備していた」

 その言葉どおり、0-0の後半14分に出番が回ってきた。FWアドリアン・ラモスに代わってピッチに入ると、直後の後半16分だった。中央のMFヘンリク・ムヒタリアンが右サイドのDFウカシュ・ピシュチェクを狙ってスルーパス。相手DFのクリアがピシュチェクの体に当たってゴール前にこぼれたボールをオーバメヤンが右足で蹴り込んだ。

 そして迎えた後半21分、左サイドの香川から中央のムヒタリアンへ。PA手前から放たれたムヒタリアンのミドルシュートはゴール前でDFに当たってコースが変わり、ゴール右隅に吸い込まれた。

 途中出場で決勝点をアシストするなど4-1の逆転勝利に貢献した13日のフランクフルト戦に続いて公式戦2試合連続のアシストを記録した香川だが、「リターンパスが欲しかったのでは?」という質問に「どちらでも良かった。前も空いていたので結果的に良かったと思う」と振り返った。

 中盤でパスを散らしてリズムをつくり、自らも縦横無尽に動いてチームを活性化させた。「変化を加えないといけないと思っていたし、そういう動き出しだったり、動くことによって相手がつられる。ちょっとした違いをつくってあげないとなかなか崩れないと思うので、上手くゴールにつながって良かった」。自身の出場から2得点。膠着状態を打ち破る“切り札”としての役割をまっとうした。

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