チェルシーを退団しても、ジョゼ・モウリーニョは大きな注目の的だ。イタリアからは、ローマがポルトガル人指揮官に熱い視線を注いでいるという。

　モウリーニョは開幕から続く成績不振により、17日にチェルシーを去った。だが、充電期間を必要としておらず、すぐに次の舞台へ向かう準備をしている模様だと報じられている。その候補として名前が挙がっているのが、マンチェスター・ユナイテッドだ。

　同じプレミアリーグでは現在、ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督の立場が危うい。もしユナイテッドが監督交代に動くのであれば、モウリーニョが監督に就任する可能性があると言われている。19日に行われたプレミアリーグでノリッジに敗れたことで、名門の状況はさらに悪化した。

　だが、関心を示すクラブはほかにもある。ルディ・ガルシア監督の去就が注目されているローマだ。セリエAで不振が続いているイタリアの強豪は、16日に行われたコッパ・イタリアで格下のスペツィアにPK戦で屈し、敗退が決まった。そのため、20日のジェノア戦の結果次第では、フロントが動くかもしれないと言われているところである。

　イタリアメディアは、ローマがマルチェッロ・リッピ氏などをガルシア監督の後任としてリストアップしていると報じていた。だが、ここにきて、インテルで大きな成功を収めたモウリーニョがフリーとなったため、新監督候補の序列が一気に変化したという。

　今シーズンのチェルシーでは苦しんだモウリーニョだが、その手腕に惚れこむクラブは少なくない模様。“スペシャル・ワン”は、新天地を選ぶ側にいるのかもしれない。いつ、どのクラブでキャリアをリスタートさせるのだろうか。

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