モナコのバディム・バシリエフ副会長は、噂されていたチェルシーFWラダメル・ファルカオのレンタルからの復帰の可能性を否定している。一方で、コリンチャンスからFWワグネル・ラブの獲得に近づいていることも認めた。

　マンチェスター・ユナイテッドでプレーした昨シーズンに続いて、今季のチェルシーでも満足な活躍を見せられていないファルカオは、1年間の予定だったレンタルを打ち切って1月にモナコへ戻る可能性も取りざたされていた。

　だがバシリエフ副会長はその可能性を否定し、メディアに次のように語った。フランス『AFP』などが伝えている。

「ファルカオは最近6週間から8週間ほど負傷で離脱していた。このような状況の中で、今のところは彼をモナコに戻しはしないという決定を下した」

　一方、ミランからレンタルされているFWステファン・エル・シャーラウィの退団が濃厚であることも認めた。

「エル・シャーラウィはもう監督の構想には入っていない。解決策を見つけるため、現在交渉を行っているところだ。おそらくミランへの復帰ではなく、別の場所になりそうだ」

「ミランや代理人や他クラブと話し合いを行っている。ステファンには、EUROに出場するためプレーを続けてほしいと思う。(イタリア代表のアントニオ・)コンテ監督が彼のことを考えに入れているのは分かっている。彼のために最適な選択肢を見つけたい」

　またバシリエフ副会長は、かつて本田圭佑とともにCSKAモスクワでもプレーしていたワグネル・ラブの獲得が間もなく決定する見通しだと述べている。

「ワグネル・ラブは今週到着する予定だ。近いうちに契約を正式発表できることを期待している。18か月間の契約での獲得となる」

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