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清武、FK2本で同点アシスト&逆転弾演出!日本人トリオ同時先発で連敗ストップ&9戦ぶり勝利

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[2.27 ブンデスリーガ第23節 シュツットガルト1-2ハノーファー]

 ブンデスリーガは27日、第23節2日目を行い、ハノーファーは敵地でシュツットガルトと対戦し、2-1の逆転勝利を飾った。MF清武弘嗣、MF山口蛍、DF酒井宏樹の日本人3選手が初の同時先発。0-1の前半32分、故障から復帰2戦目の清武が同点弾をアシストすると、後半38分には再び清武がFKから決勝点を演出した。

 前節のアウクスブルク戦(0-1)に後半開始から途中出場し、約3か月半ぶりの実戦復帰を果たした清武は故障から復帰後初先発。今冬の移籍市場で加入した山口も3試合ぶりに先発し、8試合連続先発の酒井とともに日本人3人が初めてそろい踏みした。しかし、8連敗中の悪い流れは簡単には変わらない。シュツットガルトは前半18分、MFアレクサンドル・マキシムの左FKからFWティモ・ベルナーがゴール前で完全にフリーとなり、難なくヘディングシュートを流し込んだ。

 いきなり1点ビハインドを負ったハノーファーだが、苦境のチームを救ったのはやはり背番号10だった。前半31分、清武がドリブルで仕掛けると、2人をかわしたところで倒され、PA手前でFKを獲得する。右45度の絶好の位置から清武がゴール前に蹴り込み、ファーサイドのDFクリスティアン・シュルツがヘディングシュート。これがクロスバーを叩いて真下に落下し、ゴールラインを越えた。

 清武は昨年11月1日のハンブルガーSV戦(2-1)以来、12試合ぶり今季5アシスト目。約4か月ぶりとなる復帰後初アシストで1-1の同点に追いついた。後半も清武が攻撃の起点となって勝ち越しゴールを目指すが、シュツットガルトに押し込まれる苦しい展開。後半20分には山口が自陣PA手前でMFクリスティアン・ゲントナーを倒し、イエローカードを受けた。

 劣勢のハノーファーだが、酒井がゴール前で体を張り、DFオリバー・ゾルクがゴールラインぎりぎりで起死回生のクリアを見せるなど粘り強く耐えた。なかなか攻撃の糸口を見い出せずにいたが、後半38分に再び右45度の位置でFKを獲得。清武がゴール前にクロスを入れると、シュルツのヘディングシュートは一度はGKに弾かれたが、跳ね返りをシュルツが自ら押し込み、2-1と逆転に成功した。

 FKで2点を演出した清武は後半アディショナルタイムに交代し、ピッチをあとにする。ハノーファーはそのまま2-1で逃げ切り、連敗を8でストップ。昨年11月28日のインゴルシュタット戦(4-0)以来、9試合ぶりとなる白星を飾り、実に3か月ぶりの勝利を挙げた。

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