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「交代は妥当」香川、起点になれず前半で交代「狙われていた」

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[2.28 ブンデスリーガ第23節 ドルトムント3-1ホッフェンハイム]

 ブンデスリーガは28日、第23節3日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでホッフェンハイムと対戦し、3-1で逆転勝ちした。香川は公式戦2試合連続の先発出場となったが、1点ビハインドで折り返したハーフタイムにベンチへ下がった。

 4-2-3-1でスタートした香川のポジションはトップ下。しかし、ブンデスリーガ史上最年少の28歳指揮官として前節のマインツ戦(3-2)で就任後初勝利を挙げたユリアン・ナーゲルスマン監督率いるホッフェンハイムも立ち上がりから勢いよく試合に入ってきた。

「監督も替わって、この前の試合に勝って、相手も自信を持って、思い切ってプレーしている感じがあった。特に前半に関しては、彼らのほうが球際も含めてうまく守っていたと思う。特に自分にボールが入ったときはすごくプレスが来ていたので、そこは狙われていたと思った」

 厳しいプレッシャーの中、なかなか良い形で攻撃に絡めず、リズムに乗れなかった香川。「ボールを受けたところで、というのはすごく感じていた。あそこでボールを受けて、一つ展開が変われば良かったけど、なかなか効果的な引き出しができなかった」と率直に振り返る。

 香川はハーフタイムに交代。代わってMFイルカイ・ギュンドアンがピッチに入り、システムも中盤にアンカーを置く4-3-3に変更した。「ミスが続いてネガティブになっていた部分もあったので、交代は妥当だと思う」。結局、チームは後半35分からの3ゴールで逆転勝利。連勝を3に伸ばし、首位バイエルンを勝ち点8差で追走している。

 香川に代わって入ったギュンドガンが2得点に絡み、同じく途中出場のFWアドリアン・ラモスが決勝点。香川は「チームが勝ったので、それは素直にうれしいこと。途中出場の選手が結果を残すというのはこれからにとって本当に大きなことなので」と、自分に言い聞かせるように話していた。

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