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A・トゥランはバルサに適応できるのか?鍵を握るのは...

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 バルセロナMFアルダ・トゥランが古巣クラブで見せていたような活躍をするためには、一層の努力が必要となるかもしれない。スペイン『スポルト』が伝えた。

 今夏アトレティコ・マドリーからバルセロナに移籍したA・トゥランだが、新天地で真価を発揮しているとは言えない。これまで出場可能の1440分のうち、プレーしたのは683分だ。トルコ代表MFは、バルセロナでの適応に苦しんでいる。

 A・トゥランはバルセロナがFIFAから選手登録禁止処分を受けていたため、昨年8月から今年1月までプレーすることができなかった。そのため、フィジカル面で課題を残しており、試合が進むにつれて存在感を失ってしまっている。またアトレティコ時代にサイドを主戦場としていた同選手にとって、バルセロナで中盤の前目で起用されるのは不慣れなポジションに置かれることを意味する。新たなクラブでの中盤の動き方を把握できなければ、以前のようなパフォーマンスを披露するのは難しいと言える。

 バルセロナのルイス・エンリケ監督はローテーションを愛好していることで知られる。これにより、A・トゥランはまだ3試合連続で先発した経験がない。さらに起用された場合もアピールしようと焦りが生まれているとみられる。一方、L・エンリケ監督はMFイバン・ラキティッチに要求しているように、A・トゥランにも守備面での貢献を求めている。中盤の広いスペースをカバーする走力が必要とされ、これもA・トゥランがアトレティコではやっていなかったことだ。

 そして何より、現在のバルセロナを支えているのはFWリオネル・メッシ、FWルイス・スアレス、FWネイマールの“MSN”だ。試合の90%を解決してしまう3トップがいることで、A・トゥランが決定的なゴールやアシストで自信を積み重ねていく作業は困難を極めている。メッシ、スアレス、ネイマールを引き立てつつ、自身が輝く方法を見つけ出す必要がありそうだ。

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