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デビュー迫る宮市 ザンクトパウリ監督がベンチ入りを示唆

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 ブンデスリーガ2部ザンクトパウリに所属するFW宮市亮が、ドイツでの公式戦デビューに近づいている。エーワルド・リーネン監督は、30日の会見で同選手のベンチ入りを示唆した。

 昨夏ザンクトパウリに加入した宮市は、シーズン開幕前に左ひざの十字じん帯断裂の重傷を負い、シーズンの大半を棒に振っている。それでも、24日のテストマッチで実戦復帰を果たした。試合後に宮市はクラブの公式サイトで「準備はできています」と語っていたところだ。

 チームもまた、宮市の公式戦デビューを待ち望んでいる様子。4月1日に行われるブンデスリーガ2部第28節ウニオン・ベルリン戦に向けた会見で、宮市のメンバー入りについて問われたリーネン監督がこのように答えている。

「そうなると思う。彼はここ数週間、フルで練習をこなしてきた。トレーニングではすべてがポジティブだった。今の彼は(医療スタッフなどにより)健康体と判断され、試合に出場できる状態のようだ」

 しかし、まだ万全の状態でない。指揮官は慎重に起用するつもりだ。

「長く離脱していたから、先発させるつもりはない。20~30分から起用することもないだろう。当然、慎重にならなければいけない。やはりトレーニングは公式戦とは別だからね」

 出場するとしても、終盤の数分間になるかもしれない。

「彼は少なくとも、短い時間は出場する準備ができている。だが試合の流れによることだし、そのような展開になることが前提だよ」

 ブンデス2部で4位につけるザンクトパウリ。ウニオンとのホームマッチで、宮市にデビューの機会は訪れるだろうか。

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