beacon

代表帰りのハーフナーは2戦連続不発…数的優位もホームで敗戦

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.3 エールディビジ第29節 ADOデンハーグ0-1フローニンゲン]

 エールディビジは3日、第29節2日目を行った。FWハーフナー・マイクの所属するADOデンハーグはホームでフローニンゲンと対戦し、前半で数的優位に立ったが、0-1で敗れた。ハリルジャパンに初招集されたハーフナーは代表帰りの一戦にも12試合連続で先発出場を果たしたが、2試合連続の無得点に終わっている。

 ここ3試合負けなし(2勝1分)のADOデンハーグはセットプレーを中心にチャンスを創出。前半16分、左サイドからのFKをFWエドゥアール・デュプランが蹴り込むが、ハーフナーの頭を越えたクロスは相手にクリアされた。同21には右CKからデュプランがクロスを送り、ハーフナーが高いジャンプでヘディングに持ち込むも、シュートは大きく枠を外れた。

 前半30分にフローニンゲンが退場者を出すと、数的優位に立ったADOデンハーグがさらに押し込む展開となる。前半41分、右クロスにハーフナーが体をひねりながら頭で合わせるが、枠内に飛ばすことができず、前半はスコアレスで終了した。

 後半に入ると、数的不利のフローニンゲンが守備意識を高めたことで、ほぼハーフコートゲームのような展開に。ADOデンハーグは後半8分、左サイドのデュプランからのクロスをハーフナーが頭で落とし、フリーのMFケビン・ヤンセンが押し込もうとするが、シュートはクロスバーの上へ。同11分には左からの低いクロスにニアのハーフナーがダイビングヘッドで飛び込むが、相手GKの好セーブに阻まれた。

 ADOデンハーグが均衡を破るのは時間の問題かと思われたが、後半30分、一瞬の隙を突かれてカウンターを浴びると、これを止めに入ったところでファウルを取られ、自陣中央でFKを与える。直接狙うにはやや遠めの位置だったが、フローニンゲンDFラスムス・リンドグレンに目の覚めるような無回転シュートを決められ、同31分に先制を許してしまった。

 リードを得たことで戦い方がハッキリし、中央を閉じてクロスボールへの迎撃態勢を取るフローニンゲン。ゴール前のハーフナーには常に複数のマークが付き、終盤のADOデンハーグはいい形でフィニッシュまで持ち込むことができなかった。結局、試合は0-1のまま終了のホイッスル。数的優位を生かせなかったADOデンハーグはホームで痛い敗戦となり、4試合ぶりの黒星を喫した。

●欧州組完全ガイド

TOP