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ヒディンクが後任監督コンテに忠告 「今のチェルシーを率いるのは簡単ではない」

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 チェルシーのフース・ヒディンク監督は、自身の後任となることが正式に発表された現イタリア代表のアントニオ・コンテ監督の手腕を称賛しつつ、チェルシーでの仕事が難しいものになると忠告も送っている。

 12月に解任されたジョゼ・モウリーニョ前監督の後を引き継いでチームを指揮してきたヒディンク監督に代わり、以前から濃厚視されていたコンテ監督が来季からチームを率いることは4日に正式に発表された。

 9日に行われるプレミアリーグ第33節スウォンジー・シティ戦に向けた会見で、コンテ監督についてコメントを求められたヒディンク監督は次のように語った。イギリスメディアが伝えている。

「彼の記録を見てみれば、ユべントスで良い時期を過ごしてタイトルを獲得した。それはもちろん良いことだよ。このクラブは常にタイトル獲得を目指して戦いたいと思っているからね」

「今年のチェルシーがどういう状況にあったかにかかわらず大きな仕事だ。彼には十分な力があるし、ビッグクラブでは常にタイトルを獲るべきだというプレッシャーにも慣れている」

 だが、長年チームを支えてきた中心選手が去るなど移行期にあるチェルシーを率いるのは簡単ではないとも指摘した。

「私が2009年に初めてここに来たときには、人材的な面でチームはしっかり安定していた。(フランク・)ランパードや(ジョン・)テリーなどがいて、選手たちはイングランドサッカーの文化やクラブのことを分かっていた。今は少し異なっており、簡単ではないだろう」

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