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選手たちに信頼されないマドリー医療班 ベンゼマとCR7がクラブ外で治療

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 レアル・マドリーFWカリム・ベンゼマクリスティアーノ・ロナウドが、同クラブの医療班を信頼していないことを示した。両選手ともケガの治療をクラブ外で行っている。

 マドリーの医療責任者は、フロレンティーノ・ペレス会長に近しい人物であるヘスス・オルモ氏が務めているが、選手たちは昨季から同氏への不満をため込んでいる。選手たちは、昨季終了後、クラブの理事会に対してオルモ氏の追放を求めたが受け入れられなかった。

 ベンゼマは、昨季終了後にオルモ氏によって解雇されたベテラン医療スタッフの1人であるホアン・ムロ氏と自宅で治療している様子を、自身のSNSのアカウントにアップした。ベンゼマは、右足のハムストリングの違和感のために、26日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグのマンチェスター・シティ戦のハーフタイムで交代している。

 C・ロナウドは、20日に行われたリーガ第34節のビジャレアル戦で負傷した。その後クラブの医療班による診察を受け、マンチェスター・シティ戦には出場できる見込みだったが、最終的に出場が叶わなかった。スペイン『アス』によると、C・ロナウドはクラブ医療班による初診に満足しておらず、マンチェスター・シティ戦を欠場した後、自身が信頼する理学療法士のホアキン・フアン氏の務めるクリニックで診察を行ったという。

 昨季終了後、ベテランスタッフを解雇するなどして、医療スタッフを一新したオルモ氏だが、今季はこれまでに26人がケガで離脱している。今回の件で選手たちのオルモ氏への不信が改めて外部に示された形となった。

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