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「すぐにでも去れ!」 宿敵への移籍を望むフンメルス、サポの手厳しい横断幕にも冷静

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 ドルトムントDFマッツ・フンメルスは、ライバルへの移籍希望に一部のサポーターが怒りを表しても冷静を貫いている。

 ドルトムントは今週、フンメルスが今季終了後の退団とバイエルン移籍を望んでいると発表した。30日のボルフスブルク戦で、一部のサポーターは、宿敵への移籍を望んだキャプテンに激しいブーイングを浴びせている。最も熱狂的なファンが陣取るズュードトリビューネ(南スタンド)には、「真っ先にキャプテンが船から去るというなら、すぐにでも去れ!」という横断幕も掲げられた。

 だが、フンメルスは以前から自身に好意的でないファングループが存在していると述べ、少数の声を気にすることはないと述べた。また、まだバイエルン移籍が決まったわけではないとも強調している。試合後のコメントを、GOALドイツ版が伝えた。

「今までも僕のことが気に入らなかった300人ぐらいのことだね。彼らは今日の試合を自分たちのショーのために使ったんだ。でも、構わないさ。感情も欠かせないからね。ただ強調したいのは、それが8万人でもなく8千人でもなく、それよりずっと少なかったということだ」

「僕は、まだ移籍が決まってもいないのに自分たちのファンからブーイングされる初めての選手かもしれない。ある程度の可能性があれば、ああいう発表をしなければいけないんだ。可能性が51%だったとしてもね。これから何が起きるのか、待たなければいけない」

 バイエルンのウリ・ヘーネス元会長は、「ある選手がドアをノックするのなら、我々はそのドアを開けてあげるべきだ」と、フンメルスの方からバイエルンにアプローチしたかのようなコメントを発している。だが、フンメルスはその可能性を強く否定した。

「僕は自分を売り込んでいない。これまでの人生で聞いた中でも、最もナンセンスだね。僕にはそんなことをする必要がまったくないんだ」

「望んでいるのは、早く決まること。でも、まだ何も発表するようなことはない。今の段階では移籍の可能性が存在するだけだよ。それ以上のことはない」

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